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シンガポール不動産キャピタランド、16年11.7%増益 中国好調

2017/2/16 22:45
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 ■キャピタランド(シンガポールの不動産大手) 2016年の純利益が前年比11.7%増の11億9000万シンガポールドル(約956億円)だった。中国で住宅販売が過去最高だったことなどが利益全体を押し上げた。

 16年の売上高は前年比10.3%増の52億5000万シンガポールドルだった。10~12月期の売上高は前年比6.5%増の18億5000万シンガポールドルで、純利益は73.8%増の4億3050万シンガポールドルだった。投資物件の再評価額が上昇し、減損費用が減少したことが寄与した。

 16年の中国での住宅の売り上げは、販売戸数と売上高共に2年連続の過去最高を記録した。16年に同社は、広州や成都などの都市で1万738戸を販売し、約181億元(約3000億円)を売り上げた。15年の販売戸数は9402戸、売上高は154億元だった。

 シンガポールでの住宅販売は15年より好調で、販売戸数は571戸、売上高は14億1000万シンガポールドルと、共に15年の2倍以上となった。キャピタランドをはじめとする不動産開発会社は、同国政府が不動産市場の過熱を抑える対策を導入してからここ数年間、住宅販売の低迷で苦戦を強いられている。

 複数物件の購入者を対象とした不動産融資規制などはまだ続いているものの、同社は住宅販売戸数が伸びており、同国の住宅市場に安定の兆しがいくらか見え始めているとの見方を示した。

 同社のリム・ミンヤン社長兼最高経営責任者(CEO)は15日の記者会見で、市場の中期的な見通しに自信を持ってはいるが、短期的にはシンガポールの住宅セグメントの比重を減らし続ける意向を示した。同氏は「シンガポールを越えた市場を見据えており、中国やベトナムなどで機会を模索している」と述べた。

(シンガポール=菊池友美)

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