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高安、「覚悟」実った大関昇進 連敗に悔しさも

2017/5/28 21:08
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 笑顔の大関昇進とはいかなかった。高安は両腕をきめられ、照ノ富士に最後は力ずくの小手投げで裏返された。13日目に大関の座を決定的にしてから痛恨の2連敗。だが、三役で計34勝を挙げたこの3場所の進撃を考えれば、堂々と胸を張っていい昇進だろう。

照ノ富士(右)を攻め込む高安

照ノ富士(右)を攻め込む高安

 取組直後は支度部屋で眉間にしわを寄せ、無言を貫いた高安だが、時間とともに昇進の喜びを口にした。「全体的には内容はわりとよかった」「(15歳で)入門したときには想像できなかったし、信じられない。当時の自分はびっくりすると思う」。新弟子時代は将来を嘱望されたわけではなく、実際に部屋から何度も逃げ出した。

 三役昇進後も4年近く足踏み。初の大関とりとなった昨年九州場所は負け越した。挑戦が振り出しに戻って目が覚めた。「もう一度、一から積み重ねてやってやろうと、覚悟を決めた。悔いを残したくないという気持ちで一日一日取り組んだ」

 先代師匠の故・鳴戸親方(元横綱隆の里)は「悔いを残すな。後ろ指をさされるようなことをするな。日々稽古するのが我々の仕事だ」とまな弟子に繰り返し説いてきた。師匠の教えを守り、高安は再び稽古場で地力と自信をつけた。覚悟が実った大関昇進だった。

 2場所連続で優勝争いに絡んだものの、賜杯は遠かった。高安は言う。「一つ星を落とすことで優勝から遠ざかる。(一番一番が)どれだけ大事か、すごく感じた」。手応えと悔しさを胸に、今度は初優勝を目指していく。(金子英介)

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