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マラソン代表「一発選考」 東京五輪へ新レース創設

2017/4/18 20:38
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東京五輪でのマラソン代表選考の新方式を発表し、記者会見する日本陸連の尾県貢専務理事(18日、東京都内のホテル)=共同

東京五輪でのマラソン代表選考の新方式を発表し、記者会見する日本陸連の尾県貢専務理事(18日、東京都内のホテル)=共同

 日本陸連は18日、東京都内で記者会見し、2020年東京五輪マラソンの代表選考で新方式を導入すると発表した。新たな選考会として19年9月以降に開催される「グランドチャンピオン(GC)レース」を創設し、男女各2人の代表を決定する。残る1枠は原則、19年秋から20年春までの国内3レースの記録最上位者を選ぶ。過去に度々議論を呼んできた選考基準を明確にし、透明性を高める。

 GCレースに出場するには17、18年度の国内主要大会で、陸連が定めた設定タイムや順位をクリアする必要がある。それ以外にも、海外レースも含めて男子は2時間8分30秒、女子は2時間24分以内の記録を出すか、今夏の世界選手権で8位入賞、来年のアジア大会でメダル獲得など一定の条件を満たせばGCレースの出場資格を得る。

 「1発選考」の要素を取り入れたGCレースについて、陸連の尾県貢専務理事は「2人は自動的に決まる。非常に透明化される」と強調した。過去の選考は前年の世界選手権を含めて4レースから3人を選んできた。気候やコース、レース展開など異なる条件を踏まえて記録や順位を比較する難しさがつきまとい、五輪のたびに議論を呼んできた。GCレースのコースは未定。「本番に近いコースを想定しているが、慎重に協議を進めたい」という。

 2段階方式の選考を導入することで、マラソンの不振脱出につなげたい狙いもある。五輪でのメダル獲得は04年アテネの野口みずきの「金」が最後。尾県専務理事は「危機的な状況ととらえている。これまでの選考は強化になりえていない反省もあった。選考(代表争い)は強化の重要なツールのひとつ」と語る。1発選考で調整能力や勝負強さを評価しつつ、複数レースで結果を出すことで安定感も見ることができる。

 代表争いのスタートが実質1年前倒しになることで、若手ランナーのマラソンへの挑戦意欲をかき立て、早い時期から長期的な強化に取り組む狙いもある。瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「3年かけて強化していかないと間に合わない。日本のお家芸のマラソンでメダルを取らせたい」と話した。

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