現実的な進学先「大学以上」、被災3県の中3低く 収入減影響か

2015/12/2 11:56
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 子供の教育支援に取り組む公益社団法人「チャンス・フォー・チルドレン」(兵庫県西宮市)は2日までに、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島各県の中学3年生が将来の現実的な進学先として「大学以上」を挙げた割合が、全国の中3生と比べて1割低いとの調査結果を発表した。法人は震災の影響による保護者の収入減などが背景にあるとみて、支援が必要だとしている。

 調査結果によると、被災地の3年生は「理想的にどの学校まで行きたいか」との質問に56.2%が「大学以上」と回答。2011年度の内閣府の全国調査では4.3ポイント差の60.5%だった。

 しかし「現実的にはどの学校まで行くと思うか」との問いに「大学以上」と答えたのは、被災地では44.3%だったのに対し、全国では54.3%と差が10.0ポイントに広がった。

 複数回答で現実的な進路の理由を聞くと「家庭に経済的余裕がないから」を挙げた生徒は全国4.3%に対し、被災地では約3倍の13.4%に上った。

 調査は14年5~9月に実施。中学3年生約300人を含む、計約2千人の中高生のほか保護者から回答を得た。法人は11月30日、これらの調査結果を盛り込んだ「東日本大震災被災地・子ども教育白書2015」を発刊した。〔共同〕

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