がん転移抑制する仕組み解明 循環器病センター

2017/5/29 11:50
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 がんの転移を抑制することで知られる「心房性ナトリウム利尿ペプチド」(ANP)というホルモンが、どのような仕組みで作用するのかを、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)などのチームがマウスを使った実験で解明したと29日までに、明らかにした。

 ANPは心臓から分泌されるホルモンで、心不全の薬として使われている。「もともと体内にある物質で、安全性が高い。体に優しい、新たな転移予防薬の開発につながる可能性がある」と説明している。

 チームによると、がんは、これから転移しようとする臓器で、炎症を起こさせる遺伝子を活発に働かせる。血液中の白血球などは炎症を抑えようと転移先の臓器に寄ってくるが、がん細胞も同様の仕組みで集まってくるケースがある。

 実験では、一部の種類のがん細胞を移植したマウスを使い、肺への転移の状況を、遺伝子を解析して調べた。

 すると、ANPを投与したマウスは、炎症を引き起こす遺伝子の働きが抑制されることが判明。その結果、転移の抑制につながるとみられることが分かった。〔共同〕

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