「森林分野のノーベル賞」、東大・磯貝教授ら受賞

2015/9/29付
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 【ストックホルム=共同】木材の繊維を効率よくほぐす方法を発見し、新素材セルロースナノファイバー(CNF)の実用化に道を開いた東大の磯貝明教授(60)ら日本人研究者3人が28日、スウェーデンの財団から「マルクス・バーレンベリ賞」を授与された。「森林・木材科学分野のノーベル賞」ともいわれ、アジア初の受賞となった。

 CNFは木材繊維を微細化した素材。軽量で強く、自動車部品や化粧品など幅広い利用が期待されている。磯貝氏らは特殊な酸化反応を利用し、繊維をナノレベルまで細かくほぐすのに必要なエネルギー量を大幅に減らすことに成功した。

 他の受賞者は、東大の斎藤継之准教授(37)とフランス国立科学研究センター・植物高分子研究所の西山義春博士(43)。ストックホルムの式典で、スウェーデンのカール16世グスタフ国王が賞を手渡した。

 磯貝氏は受賞に際し、日本の豊かな森林資源をハイテク素材として使える可能性を強調。「実用化のために汗水流している企業の方々、他の大学で健闘されている方々に勇気を与えられれば」と喜んだ。

 同賞は1981年以来、森林・木材科学分野で優れた成果を挙げた研究者を毎年選び、表彰している。賞金は計200万クローナ(約2800万円)。

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