三浦九段「元の状態に戻して」 将棋連盟は謝罪
将棋ソフト不正使用疑惑

2016/12/27 21:31
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 将棋の三浦弘行九段(42)が対局中にコンピューターソフトを不正使用したと疑われた問題で、日本将棋連盟の第三者調査委員会が不正の証拠はないとしたことを受け、三浦九段は27日、東京都内で記者会見した。出場停止処分は不当で「元の状態に戻してほしい」と訴える半面、「一刻も早く復帰したい」として、処分が明ける1月にも対局に戻る意向を示した。

記者会見する三浦弘行九段(左)=27日午後、東京都新宿区

 第三者調査委の報告書について、三浦九段は「本当にやっていないので自信はあった」と話した。処分によって「挑戦者に決まっていた竜王戦七番勝負に出られなかったのは本当に残念」と悔しさもにじませた。

 一方、同日夕に記者会見した谷川浩司・将棋連盟会長は「三浦九段につらい思いをさせて本当に申し訳なかった」と謝罪。将棋連盟による疑惑の調査が不十分だったなどとして、連盟執行部のうち谷川会長ら3人の理事報酬を3カ月間、10分の3の減給とする処分を発表した。

 三浦九段の今期の成績にかかわらず、名人戦の挑戦者を決める順位戦のA級リーグに残留させる異例の措置を取ることも決めた。順位戦最上位のA級は毎年10人で戦い、成績下位の2人が下のリーグと入れ替わる。三浦九段の残留で今期の陥落は1人となり、来期は11人となる。連盟は出場停止処分による三浦九段の経済的損失についても補償を検討する。

 ただ、谷川会長は三浦九段が挑戦権を失った今年の竜王戦七番勝負のやり直しはしないとした。

 三浦九段は、指し手がソフトの示す手と一致するなど不正使用の疑惑を指摘された。将棋連盟は、三浦九段が10月の聞き取り調査で自ら休場を申し出ながら届けを出さなかったとして、12月末までの出場停止処分にした。だが、第三者調査委は不正の証拠はないと判断。処分については「当時としてはやむを得なかった」との見解を示した。

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