海外留学が8年ぶり増加 12年、中国が米抜き最多に

2015/2/27付
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 2012年に海外留学した日本人は6万138人(前年比2637人増)となり、8年ぶりに増加に転じたことが27日、文部科学省のまとめで分かった。経済のグローバル化を背景に留学への関心が高まり、文科省は「若者の『内向き志向』に改善がみられる」と分析。国は20年までに12万人に倍増させる目標を打ち出し、奨学金の拡充などで後押ししている。

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 調査対象は学位取得を目的とする長期留学が中心。経済協力開発機構(OECD)や各国などが公表した留学生数を文科省がまとめた。留学生数はピークの04年(8万2945人)から7年連続で減少していた。

 留学先では中国が前年比18%増の2万1126人となり、1983年の調査開始以来初めて米国を上回り、最多となった。米国は前年比2%減の1万9568人で2位。英国3633人(同2%減)、台湾3097人(同8%増)、ドイツ1955人(同5%増)と続いた。

 欧米留学は減少傾向にあり、東アジアの人気が高まっている。特に中国への留学生が増加した要因について、文科省は「経済成長を背景に、中国の有力大学と協力関係を結ぶ日本の大学や研究機関が増えている」(学生・留学生課)と分析している。

 一方、日本学生支援機構も27日、昨年5月時点で日本の大学などに在籍する外国人留学生数を発表した。全体では13万9185人となり前年比2.7%増加した。

 出身国・地域別では中国が7万7792人で同5%減、韓国が1万3940人で同9%減だったのに対し、ベトナムが前年の1.8倍の1万1174人に増えた。

 文科省は14年度、企業の寄付を財源とする奨学金「トビタテ!留学JAPAN」を創設。他の留学支援制度も拡充し、大学の国際化推進に力を入れている。同省は「新しい政策の効果が表れるのはこれから。留学生数のさらなる伸びに期待したい」(同)としている。

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