中外製薬の勝訴確定 後発薬「実質的に同じ製法」

2017/3/24 20:27
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 中外製薬が自社の軟こうの製法特許を侵害されたとして、後発医薬品メーカー4社に販売差し止めを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(鬼丸かおる裁判長)は24日、後発側の上告を棄却した。「特許の範囲と一部は異なるが、実質的には同じ製法に当たる」と判断。特許侵害を認めた二審・知的財産高裁大合議判決が確定した。

 同小法廷は判決理由で、後発側の物質や製法が特許の範囲と「実質的に同じ」といえるかどうかの基準の一つに言及。「外形的にみて特許出願者が特許の範囲から意識的に外した部分に違いがあれば、特許侵害ではない」との初判断を示した。

 特許侵害かどうかの判断基準がより明確になり、後発側は訴訟リスクを回避しやすくなる。

 中外製薬が開発したのは、皮膚が硬くなる角化症の治療薬「オキサロール軟こう」。同小法廷は、後発側メーカー4社の製法に判断基準をあてはめ、今回は特許侵害にあたると結論づけた。

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