中3の英語力、目標達成は「書く」のみ 文科省調査

2017/2/24 15:06
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 文部科学省は24日、2016年夏に実施した中学3年生の英語力調査の結果を公表した。「聞く・話す・読む・書く」の4技能のうち、実用英語技能検定(英検)3級程度以上と評価された生徒が5割以上だったのは「書く」力のみだった。

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 その他の3技能はいずれも3割前後にとどまった。政府は17年度までに、中学校の卒業段階の生徒の50%以上が英検3級程度以上の英語力を持つとの目標を掲げているが、達成は厳しい情勢だ。

 中3への調査は15年度に続く2回目。16年6~7月、無作為に抽出した全国の国公立中約600校の約6万人(「話す」は約2万人)に行った。

 文科省は「英検3級程度以上」の英語力について、「自己紹介や自分が住む町などの身近なことを簡単な単語や短い文章で書いたり、やりとりしたりできるレベル」と説明する。

 4技能で3級以上となった割合は「書く」50.8%、「話す」31.2%、「読む」25.3%、「聞く」24.8%だった。前回と比べて「書く」が7.6ポイント、「聞く」が4.6ポイント改善した一方、「話す」は1.4ポイント、「読む」は0.8ポイント下回った。

 ただ、「書く」力も0点の生徒が15.6%を占めて二極化が見られた。

 一方、「英語の学習は好きか」と聞いた意識調査では「そう思わない」「どちらかといえば、そう思わない」との回答が計45.4%になり、前回から2.2ポイント増えた。

 英語学習が好きではないと答えた生徒に理由を尋ねると、「英語そのものが嫌い」が33.7%で最も多く、「テストで思うような点が取れない」(16.3%)、「文法が難しい」(13.8%)が続いた。

 文科省は19年度から中3全員を対象に全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)に英語を導入。20年度からの次期学習指導要領では、小学校での英語教育の前倒しなどを打ち出している。

 文科省の担当者は今回の調査結果について「中学入学時に単語のつづりの難しさや暗記に苦労し、英語に苦手意識を持つなどの生徒は多い。小学校英語の教科化などを通して改善を進めていきたい」と話している。

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