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「アルファ碁」頂上決戦再び 23~27日、全3局

2017/5/22 22:54
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 【上海=小川義也】米グーグルが囲碁用に開発した人工知能(AI)「アルファ碁」と、世界最強といわれる中国のプロ棋士、柯潔(カ・ケツ)九段の対局が23~27日に上海近郊で開催される。世界の囲碁ファンが注目する“頂上決戦”だ。

 対局は全3局。中国棋院と中国政府の協力を得て、グーグルが浙江省烏鎮で開く「囲碁の未来サミット」の目玉となる。

 同社傘下のAI開発会社、英ディープマインドが開発したアルファ碁は昨年3月、韓国のトップ棋士、李世●(石の下に乙、イ・セドル)九段とソウルで対局し4勝1敗と圧勝。囲碁界に衝撃を与えた。

 驚異的な強さの秘密は人間の脳をまねた「ディープラーニング(深層学習)」と呼ばれる情報処理手法だ。無数の対局の棋譜をもとに打つ手の善しあしを自ら学習し、さらに膨大な数の自己対局を繰り返して勝ち負けの経験から判断力を磨いた。手ごとに形勢を的確に読み切る「直感」に近い状況分析は人間のプロ棋士をうならせた。

 ディープマインドは李九段との対局後に「九段」に認定されたアルファ碁を一段と改良。昨年暮れから今年初めにはインターネット上の囲碁サイトに匿名で参加。柯九段や日本で6冠を持つ井山裕太王座を含むプロ棋士を相手にした早碁で60連勝した。

 柯九段は昨年3月には「李世●に勝てても私には勝てない」と豪語していたが、ネット対局で負けて以降は強気の発言を封印。今回の対局に向けて秘策を練っているとされる。

 同イベントでは、中国のプロ棋士2人がそれぞれアルファ碁と組んで対決する「ペア碁」や、アルファ碁が中国のプロ棋士5人のチームを相手に戦う「チーム碁」も予定されている。

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