楼閣?描いた新たな弥生土器片 奈良の唐古・鍵遺跡

2017/4/21 22:11
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 奈良県田原本町にある国内有数の巨大環濠(かんごう)集落跡、唐古・鍵遺跡(国史跡)で、楼閣とみられる建物を線刻した弥生中期(紀元前1世紀ごろ)の土器片が新たに確認され、同町教育委員会が21日発表した。

 土器片は縦約6センチ、幅約4センチ。屋根を表す斜線などが描かれていた。1991年に出土し、このほど行った再調査で線刻に気付いたという。

 同遺跡では楼閣と大型建物を描いたつぼ(高さ50センチ前後)の破片が3点出土している。今回の土器片は出土地点が近いうえ素材の土や工具痕、焼成状態が一致。同町教委は図像を分析し「同じつぼの破片だが、別の楼閣の絵」と判断。「首長居館と2棟の楼閣が並び立つ集落中枢の光景が描かれていた」とみている。

 同遺跡は外濠を含めて約42万平方メートルに及び、様々な絵画土器約350点をはじめ大量の土器類や農工具類、多数の建物跡などが見つかっている。

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