リヤカー引いて五大陸踏破 鳥取の男性、単独で

2016/10/24 11:30
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 昨年からリヤカーを引いて徒歩で南米縦断の旅を続けてきた鳥取市の吉田正仁さん(35)が日本時間21日、目的地であるエクアドルの首都キト近郊の赤道記念碑に到着した。2009年から15年にかけてユーラシアや北米、オーストラリア、アフリカも歩いており五大陸を単独踏破した。

 訪れた国は計48カ国、歩いた距離は6万3千キロに上り、吉田さんは「やり切ったことがうれしい。出発前は何も成し遂げられない諦めがちな性格だったが、7年半の旅を通して新たな自分に出会えた」とコメントした。今後については「モチベーションが維持できればアラスカまで歩きたいが、帰国して生卵と納豆ご飯を食べたいとも思う」とした。

 吉田さんは「歩いてこそ出会える人や景色がある」との思いから、徒歩の旅にこだわる。リュックサックに入りきらない食料や自炊道具など重さ100キロの荷物をリヤカーで運び、旅程の8割をテント泊で過ごした。

 昨年10月、アルゼンチン南端のウシュアイアを出発。太平洋沿いを北上し、チリの首都サンティアゴや北部のアタカマ砂漠、ペルーの世界遺産マチュピチュなどを経て、キト近郊にたどり着いた。

 最難関は標高約5千メートルのアンデス山脈越えだった。早朝の気温は氷点下15度まで下がり、未舗装の砂の道にタイヤがたびたび埋まるトラブルにも見舞われたが「電柱も人家もない、無垢(むく)の地球の姿を見ることができて満たされた」と振り返る。

 アタカマ砂漠では、水や食料を補給できない区間が240キロ続いた。車で通りすぎる人が食料を分けてくれるなど励ましもあり、克服できたという。〔共同〕

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