市場関係者「移転もうできない」 豊洲再調査でベンゼン100倍

2017/3/19 23:52
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 東京都の豊洲市場(江東区)の地下水モニタリング調査で、都は19日、最大で環境基準の100倍のベンゼンが検出されたと公表し、市場関係者から懸念の声が上がった。

 築地市場(中央区)の講堂では6時間以上にわたり、都の専門家会議が開かれた。都は今年1月、「暫定値」として環境基準の最大で79倍のベンゼンが検出されたと公表したが、会議では「確定値」と確認。質疑応答では傍聴席で次々と手が挙がり、市場関係者が「もう豊洲には移転できない」と訴えた。

 有害物質の侵入を防ぐため、地下空間の床に遮蔽材を敷くといった対策案も示されたが、「今まできちんとやっていればこんな必要はなかった」「これで風評被害が払拭できるのか」との意見が相次いだ。

 一方、「もう豊洲に冷蔵庫を置いた。専門家会議は科学的な目で一生懸命検討してくれている。築地でずっとやっていけるのか」と早期移転を訴える関係者も。飲食店関係者は「豊洲に行くのか行かないのか、はっきりしてほしい」と迫った。

 会議後、鮮魚の仲卸業を営む男性(75)は「移転してよかったと100年後に言えるのか。一度立ち止まらないといけない」と指摘。別の仲卸業の男性(52)は「事態は深刻。このまま移転を押し通すとかなり反発が出る」と顔を曇らせた。

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