高額預金者169人の個人情報流出 佐賀銀窃盗事件

2017/6/19 13:00
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 福岡市にある佐賀銀行の支店で起きた窃盗事件に絡み、1億円を超す高額預金者169人分の個人情報が、事件に関与したとされるグループに渡っていたことが19日、同行や福岡県警への取材で分かった。元行員の吉田淳被告(42)=窃盗罪などで公判中=が、顧客情報を記録したデータベースで同じ情報を検索しており、同行や県警は吉田被告が漏らした可能性が高いとみて調べている。

 同行などによると、流出したのは主に福岡、佐賀両県に住む1億円を超す預金者の氏名、住所、預金残高、電話番号などの情報。口座番号、暗証番号の漏洩はなかった。事件のグループが、その資産を狙い富裕層を調べた疑いがあるが、窃盗などの被害は確認されていないという。

 データベースは日々の業務で使用され、行員であれば利用できる。流出した個人情報は、昨年7月に吉田被告が検索した履歴が残っていた。A3サイズの紙3枚に記載され、事件に関わったとされる別の被告の弁護士が福岡県警に提出した。同行は5月末に県警から依頼を受けて調査していた。

 同行を巡っては、昨年8~10月、福岡市の2支店で窃盗目的の侵入事件と5430万円の窃盗事件が発生し、県警はこれまでに窃盗容疑などで11人を逮捕。借金のあった吉田被告が、返済に代えて行内の情報をグループに流したとみている。

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