乗組員7人の死亡確認 米イージス艦居住区、一気に浸水

2017/6/19 9:38
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 静岡県の伊豆半島沖で米海軍のイージス艦とフィリピン船籍のコンテナ船が衝突した事故で、米海軍は19日、行方不明になっていた乗組員7人全員の死亡を確認したと発表した。衝突で船の底付近に穴が開き、一気に浸水した居住スペースに取り残されたとみられる。イージス艦の右後方からコンテナ船が衝突した可能性が高く、第3管区海上保安本部が事故原因を調べている。

 事故は17日午前1時半ごろに発生。イージス艦「フィッツジェラルド」は右舷側、コンテナ船「ACX CRYSTAL」は船首左側がそれぞれ損傷した。

 米海軍横須賀基地で18日に取材に応じた米海軍第7艦隊のジョセフ・アーコイン司令官によると、イージス艦の船底付近に大きな穴が開き、大量の水が入り込んできたという。

 当時は多くの乗組員が寝ている時間帯。乗組員116人分の居住スペースや機械室などが一気に浸水したという。死亡した7人は19~37歳の男性乗組員で、いずれも居住スペースで発見された。水が入り込んだ船内に取り残され、脱出できなかった可能性が高い。

 米海軍によると、負傷して入院していた3人のうち、艦長ら2人が19日、退院した。コンテナ船は艦長が休んでいた艦長室も直撃。同司令官は「生きているだけでも奇跡的だ」と話した。

 捜査関係者によると、両船の損傷状況から、イージス艦の右後方からコンテナ船が衝突したとみられる。コンテナ船の乗組員は「イージス艦と同じ方向に航行していた」と話している。アーコイン司令官は「穴を見ると、(コンテナ船は)横から突っ込んできたように見える」と説明した。

 海上衝突予防法では、2隻の船が衝突しそうになった場合、位置関係や追い越す状況に応じて、回避義務が生じる船が定められている。事故直前の位置関係などが焦点となるが、軍事機密のためイージス艦の航路は明らかになっておらず、3管の捜査が難航する可能性もある。

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