肺がん疑い放置の男性死亡 慈恵医大病院

2017/2/17 21:05
共有
保存
印刷
その他

 東京慈恵会医大病院で肺がんの疑いがあると指摘された男性(72)の画像診断報告書が約1年間放置された問題で、病院は17日、重体となっていた男性が16日に亡くなったと公表した。遺族らは今後、画像診断書の確認不足による事故の再発防止徹底を厚生労働省などに要請する方針。病院側は外部委員による調査委員会を立ち上げる。

 丸毛啓史院長は「ご冥福をお祈りするとともに、肺がんの診断が遅れこのような結果になったことを深くおわび申し上げます。患者さまのご遺志を踏まえ、早急に実効性のある予防策をまとめる所存です」とのコメントを出した。

 男性は2015年10月に受けたコンピューター断層撮影装置(CT)検査の報告書で肺がんの疑いがあるとされたが、主治医らが確認せず、昨年10月に再入院して改めてCT検査をし、肺がんと分かるまで放置された。

 05年には、別の病院で点滴用カテーテルの誤挿入後に妻を亡くしており、医療事故被害者らでつくる「医療過誤原告の会」の中心メンバーとして活動していた。

 会長の宮脇正和さん(67)は、事故情報を収集する日本医療機能評価機構(東京)が、全国の病院に画像診断報告書の確認不足に注意する文書を出していたのに徹底されていなかったと指摘。遺族とともに厚労省と機構に対策を要請する考えを示した。〔共同〕

共有
保存
印刷
その他

電子版トップ

【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

北海道 7:00
7:00
東北 7:00
7:00
関東 7:01
7:01
東京 7:00
25日 7:00
信越 7:00
7:00
東海 7:05
7:00
北陸 7:01
7:00
関西 14:41
7:01
中国 7:02
7:01
四国 7:02
7:01
九州
沖縄
2:00
25日 21:39

【PR】



日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報