日本の高3、英語力は中卒程度 「書く・話す」苦手
文科省が初調査

2015/3/17付
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 文部科学省は17日、高校3年生を対象に初めて実施した英語力調査の結果を公表した。民間の資格検定試験と同様に「読む・聞く・書く・話す」という英語の4技能について調べた。平均的な生徒の英語力は、実用英語技能検定(英検)に換算して、中学校卒業程度の3級以下と判定された。

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 「書く」「話す」の2分野は「0点」の生徒が多く、特に苦手としている現状が明らかになった。文科省は高校卒業時までに、英検準2級~2級程度の英語力を持つ生徒の割合を50%にすることを目標としており、同省国際教育課は「結果を受け止め、授業の改善に生かしたい」としている。

 生徒の英語力を把握するよう求めた第2期教育振興基本計画に基づく調査。昨年7~9月、無作為に抽出した全国の国公立約480校の約7万人を対象に実施した。問題は満点を取れば英検準1級程度と判定されるレベルに設定した。

 各技能の満点に対する平均点の割合は「読む」(満点320点)が40%、「聞く」(同)で37%、「書く」(満点140点)で19%、「話す」(同14点)で32%。いずれの技能の平均点も、国際基準規格「CEFR」では6段階で最低の「A1」と判定された。A1は英検で3級~5級、英語能力テスト「TOEIC」で200~380点に相当する。

 「書く」分野では自分の意見を英文で表現する問題などが出たが、29%の生徒は無回答で0点だった。「話す」は音読や試験官との質疑応答などを出題し、13%の生徒は発言がなく0点とされた。

 文科省は国際社会で活躍するグローバル人材の育成に向け、次期学習指導要領で英語教育を高度化する方針。高校では英検2級~準1級程度の英語力を身に付けることを目標とする見通しだが、現状との差は大きく、達成は容易でなさそうだ。

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