新国立、安藤氏「頼まれたのはデザイン案の選定まで」

2015/7/16 12:14 (2015/7/16 13:25更新)
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 2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の建設計画問題で、デザイン案を決めた審査委員会の委員長を務めた建築家、安藤忠雄氏(73)が16日、東京都内で記者会見した。安藤氏は「私たちが頼まれたのはデザイン案の選定までだ」と述べ、整備費が当初見込みから大きく膨らんだことについて自らの責任は否定した。

新国立競技場のデザイン採用の経緯について記者会見する建築家の安藤忠雄氏(16日午前、東京都千代田区)
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新国立競技場のデザイン採用の経緯について記者会見する建築家の安藤忠雄氏(16日午前、東京都千代田区)

 安藤氏は12年7~11月に行われた新競技場のデザインを決める国際コンクールで審査委員長を務め、イラク出身の建築家ザハ・ハディド氏の案を選定した。同案を「非常にダイナミックで斬新なデザイン。五輪招致に勝ってほしいという気持ちであの案を選んだ」と振り返った。

 整備費は当初見込みの1300億円から2520億円と大幅増となったが、審査委員会での審査について「アイデアのコンペで、徹底的なコストの議論はしていない」と述べた。そのうえで「(金額は)矯正しなければいけない。(設計会社やゼネコンなどは)スケジュール、コストについて徹底的に討論してほしい」との考えを示した。

 政府は建設計画見直しの検討に入っているが、安藤氏は「(ザハ氏の案を)できたら残してほしい。(外したら)国際的な信用がなくなる」と述べた。

 デザインの国際コンクールには国内外から46作品の応募があった。審査委員会とは別の専門家が工期や省エネ技術などを確認する「技術調査」などを踏まえ、1次審査で11作品に絞り込んだ。その後の2次審査でザハ氏の案の他、オーストラリアと日本の設計事務所の計3作品が入賞作品として残り、最終的にザハ氏が選ばれた。

 安藤氏は独学で建築を学び、1969年に安藤忠雄建築研究所を設立。米エール大、ハーバード大などの客員教授を経て、97年から2003年まで東京大教授を務めた。

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