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トルコの邦人「爆音、怖い」 軍反乱、抗議の市民が広場に大挙

2016/7/16 12:58
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 【イスタンブール=共同】「怖くて眠れない」。軍の一部がクーデターを試みたトルコでは15日夜、現地に暮らす日本人らが不安な一夜を過ごした。大型テロが多発する中で起きた混乱となり、企業の駐在員も多い日本人社会にも大きな衝撃となった。

15日深夜、トルコ・イスタンブールのタクシム広場周辺に出動した軍兵士ら=共同

 最大都市イスタンブールでは、群衆が繰り出した暗闇の幹線道路に銃声が響き渡った。同地で暮らす日本人女性(43)は「戦闘機が低空で飛んでおり、爆音で家が何度も揺れている。非常に不安だ。怖くてとても眠れない」と心配そうな様子を見せた。

 在イスタンブール日本総領事館は在留邦人らに外出を控えるように一斉メールを送り、日付が16日に変わっても現地邦人の安否確認を進めた。イスタンブール県には日本人1400人弱が滞在しているという。

 地元メディアによると、イスタンブール市内では市民らが混乱の拡大に備えるためか、食料や水を大量に買い込んでいる。エルドアン大統領は現政権への支持を示すため街頭に繰り出すよう国民に呼び掛けており、広場などに多数の市民が集まった。

 市中心部のタクシム広場では15日夜、クーデターのニュースを聞いた市民や観光客らで騒然となる中、銃を持った兵士が行進して現れ、広場の真ん中にある記念碑を取り囲んだ。その直後、装甲車と共に警察部隊も配置された。軍と警察は対立しているのか、にらみ合いのような状態に。

 心配そうな表情で遠巻きに広場を見つめる人が多い中、記念碑周辺に集まってトルコ国旗を掲げる市民らも。「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫ぶ人もいた。

 近くのホテルに勤めるトルコ人男性(19)は「クーデターと聞いたが、何が起きているのか分からず怖い。外に出るのは危ない」と話した。

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