電柱サイズのロケット、3分前に打ち上げ延期 強風で

2017/1/11 11:55
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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、午前8時48分に予定していた電柱大のミニロケット「SS―520」4号機の打ち上げを延期した。東京大学の超小型衛星を搭載していた。8分前の気象データを分析し、風などの条件が整わなかったことから、3分前に中止を決めた。新しい打ち上げ予定は14日以降になる見通し。

9日、報道陣に公開されたミニロケット「SS―520」4号機(鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所)

 JAXAによると、地上付近で風速が毎秒15メートル以下などを打ち上げの条件としている。今朝は15メートルには達しなかったが、地上と上空では、風が急に強まることがあった。切り離した部品などが予定していた海域の外に落下する恐れがあり、安全確保のために中止した。内之浦宇宙空間観測所の峯杉賢治所長は「今朝の風では、日本の他のロケットでも難しかったのではないか」と話す。

 SS―520は世界的に需要が高まっている超小型衛星向けに開発された。全長約9.5メートル、重さ2.6トンと、長さは主力のH2Aロケットの5分の1しかない。大気などの観測に使うロケットを改良した。キヤノングループが制御機器の開発にかかわった。ロケットや搭載する衛星の部品に、携帯電話などに広く使われる半導体などの民生品を使い、機体の製造も含めた打ち上げ費用を約5億円に抑えた。

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