3万年前の航海を再現へ 日本人祖先の挑戦に迫る

2016/2/10 11:15
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 国立科学博物館は10日までに、人類が大陸から日本に進出したルートの一つで、台湾から沖縄へ島伝いに太平洋を渡った約3万年前の航海を、当時の舟を模して再現する計画を発表した。

 このルートは目的の島が小さく、黒潮の流れが速いのが難関。プロジェクトを率いる海部陽介・人類史研究グループ長は「世界でも例を見ない難しい航海だったはず。私たちの祖先がどんなチャレンジをしたのか、その姿に迫りたい」と話している。

 チームは研究者や海洋探検家など二十数人で編成。島に自生する草を束ねて4人乗りで約6メートルの古代舟の復元を試みる。まずは今年7月に沖縄県与那国島から西表島まで約75キロを渡る。来年7月には台湾から与那国島まで黒潮を横切りながら航海し、3日ほどかけて200キロ近くを進む計画。

 沖縄に住む人などから乗員を選ぶ。航海中はチームの船が伴走して安全を確保する。当時にならって羅針盤は持たず、渡り鳥が飛ぶ方向を頼りに陸地を探すことも想定している。

 5万年前にアフリカを出た現生人類は、3万年前までに日本列島に進出したとされる。沖縄ルートのほか、朝鮮半島から九州へ渡るルート、北海道から南下するルートがあったとみられている。

 チームは実現のため支援金を募集。同博物館のホームページを通じて4月12日まで2千万円を募っている。〔共同〕

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