「千葉時代」を地球史に 茨城大など、地層を申請へ

2017/5/6 10:42
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 地球の歴史の77万~12万6千年前の時期をラテン語で「千葉時代」を意味する「チバニアン」と命名しようと、茨城大や国立極地研究所のチームが、千葉県市原市にある77万年前の地磁気反転を示す地層を、その時代を代表する「国際標準模式地」の候補として、月内に国際学会に申請することが6日、分かった。イタリアの地層2カ所も候補に挙がっており、学会は審査を経て、早ければ来年初めにもいずれかに命名権を与える。

 市原市の地層が選ばれれば、地球の歴史を示す地質年代に初めて日本由来の名が刻まれ、地質学上の価値が高まることになる。

 地球の46億年の歴史は、地層中に残された化石などから読み取れる生物の絶滅や環境の変化に基づき、「先カンブリア時代」や「白亜紀」などの地質年代として区切られる。恐竜が繁栄した「ジュラ紀」もその一つで、この時代の地層がよい状態で保たれているフランスからスイスにかかるジュラ山脈にちなんで名付けられた。

 日本チームが模式地の認定を目指すのは、市原市の養老川沿いの崖に露出した地層「千葉セクション」。77万年前に起きた地磁気の反転の証拠が、鉱物中の磁場として良好な状態で残されているのが特徴だ。地球の磁場のN極とS極は不定期に反転を繰り返しており、最後に起きた反転が77万年前とされる。

 国際学会「国際地質科学連合」の審査で認定されれば、77万年前から、次の区切りとなる12万6千年前までの命名権が得られる。審査では、地層から採取した地磁気の反転を示す磁性を帯びた粒子のデータの他、海の微生物や花粉の化石で質の高いデータを示せるかがポイントとなる。

 昨年、イタリアの1チームが地層の年代に関する追加データを発表し、優位に立った。もう1チームも審査に向け準備を進める。いずれもイタリアの南に広がるイオニア海に由来する「イオニアン」の命名を目指す。〔共同〕

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