葉のギザギザ作る物質特定 名大、人工合成も可能

2016/9/4 22:42
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 さまざまな植物で見られる縁がギザギザな葉を作る鍵となる物質を、名古屋大などの研究グループがシロイヌナズナを使った実験で特定し、米専門誌電子版に発表した。

 この物質は分子構造が単純で人工合成も可能という。グループの打田直行・名古屋大特任准教授(植物発生学)は「変わった形の観賞植物を手軽に作れる薬剤の開発につながる」と話している。

 グループは、特定の遺伝子を持たない遺伝子組み換えシロイヌナズナを何種類も作製し、遺伝子の欠損が植物の形にどう影響するかを検証。正常なシロイヌナズナは葉がギザギザになるが「EPFL2」という物質を作る遺伝子がないと、ギザギザができなくなることを突き止めた。

 正常な葉を使い、この物質の分布パターンも解析。葉の縁に広く発現する一方、葉の成長を促す植物ホルモン「オーキシン」が多いギザギザの先端部では発現が抑制されていることから、オーキシンと相互作用して葉の複雑な形を作り出していると結論付けた。

 ギザギザな葉はサクラやヒイラギ、コナラなど幅広い植物が持っており、打田特任准教授は「シロイヌナズナで見られた葉の形とEPFL2との関係が、植物界で広く共通するルールなのかどうかを確かめたい」としている。〔共同〕

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