地球大気のメタン濃度1月に最高値 衛星観測で推計

2017/6/4 19:41
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 国立環境研究所などは4日までに、人工衛星「いぶき」の観測から推計した結果、地球大気全体のメタンの平均濃度は2009年から上昇傾向で、今年1月に最高値を記録したと発表した。メタンは地球温暖化を進める温暖化ガスの一種。

 今年1月の記録は約1815PPB(1PPBは10億分の1)。地表付近に限った地球全体のメタンの平均濃度は算出されていたが、上空の観測値も反映したのは世界で初めてという。

 09年5月から今年2月までの観測データを使い、地表から上空約70キロまでの大気全体の平均濃度を算出した。月別では毎年5~7月に低く、11~2月に高くなる傾向も判明した。

 メタンは農地や家畜、融解した永久凍土などから排出される。同研究所の松永恒雄衛星観測センター長は今後の傾向は不明とした上で、「温暖化ガスは高度によって濃度差がある。より地球規模の動向が分かる衛星観測は有意義だ」と話している。〔共同〕

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