タグで安心、親に贈る 認知症徘徊や災害に備え身元証明に

2014/9/1付
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 若者に人気のアクセサリー「ドッグタグ」が高齢者へのプレゼントとして注目を集めている。金属製の小型タグに氏名や住所、血液型、持病などを彫り込むことで、認知症による徘徊(はいかい)や事故時の身元証明に役立つという。

 ドッグタグはもともと米軍が使用していた兵士の識別認識票のことを指し、IDタグとも呼ばれる。首から下げて使う様子やデザインが犬の首輪などに付ける標識に似ていることから、この愛称が広まった。

 眼鏡フレーム生産が盛んな福井県鯖江市にある眼鏡部品製造会社、木村金属工業は2006年、チタンの加工技術を用いてタグの製造販売を始めた。若者向けの商品としてデザイン性を重視して開発したが、東日本大震災以降、身元証明に使いたいとの注文が入るようになった。

 大きさは縦約3センチ、横約2センチのものが主流で、大きさ約1.2ミリの文字から刻印でき、家紋なども彫り込めるという。

 ここ数年は「認知症を患っている家族が心配」「親に持病があるので万一の時に」などの理由で贈答用に買い求める人が増えた。同社専務の福田淳さん(42)は「胸元に下げるため目立つ。頑丈で軽いのも人気の要因では」と話す。

 高齢の行方不明者は全国的に増加しており、事故に巻き込まれるケースが問題になっている。警察庁によると、13年には認知症が原因で行方不明になったとして警察に届け出があった不明者は約1万300人に上る。

 厚生労働省も全国の自治体を通じて実態調査を始めており、同省担当者は「行方不明者が見つかった際、所持品は身元特定の大きな手がかりになっている」と説明する。

 福田さんは「若者だけでなく、高齢者にも喜んでもらえるような商品を今後も作っていきたい」と話している。〔共同〕

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