岩田日銀副総裁、2%物価目標「4月は間に合わず」

2015/2/4付
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 日銀の岩田規久男副総裁は4日、仙台市内で記者会見し、2%の物価目標の達成時期は「私ができるだろうと思っていた2015年4月には間に合わない」と述べ、日銀が量的・質的緩和を始めて丸2年での達成は難しいとの認識を示した。遅れの理由は「主として原油価格の下落」とした。ただ「物価上昇の基調は変わっていない」とも強調し、当面、現在の政策を続ける姿勢を見せた。

 日銀は13年4月に量的・質的緩和を導入した際、「2年程度で2%」の目標を掲げた。ただ消費者物価指数(CPI)の上昇率は生鮮食品と消費増税の影響を除くと、昨年12月は前年同月比0.5%にとどまった。

 日銀は公式には物価目標の期限を「15年度を中心とする期間」(黒田東彦総裁)としており、15年度後半から物価が2%に向けて再浮上すると見通している。岩田副総裁も「2年程度のなかには一応おさまる」と話し、期限は幅を持って見ていく考えを示した。

 岩田副総裁は13年3月の就任にあたり、物価目標に到達できなければ辞任する考えを示唆した経緯がある。4日の会見では「副総裁として目標達成に全力を尽くす」と表明。「これほどの原油価格の急落は予想できなかった」と弁明した。

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