中村教授「物理学賞での受賞には驚いた」 ノーベル賞

2014/10/7 23:53
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 【サンタバーバラ=小川義也】米カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授は7日朝、大学構内で記者団に対し、ノーベル賞受賞の喜びを語った。黒いジャケットに白いワイシャツ姿の中村氏は終始、笑顔で質問に答えた。

会見する中村教授(7日、カリフォルニア州サンタバーバラ)
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会見する中村教授(7日、カリフォルニア州サンタバーバラ)

 ――最初に電話を受けたときの感想は。

 「化学賞の可能性があると言われていたので物理学賞での受賞には驚いた。ノーベル賞は基礎理論での受賞が多い。実用化で受賞できてうれしいし、光栄に思っている」

 ――ここまで長かったですか。

 「発光ダイオード(LED)を実用化して製品を出したのが1993年。それから21年たっていることを考えれば長かった。でも、年をとると時間がたつのが早く感じるので、短かったともいえる」

 ――日米で訴訟を抱えるなど、いろいろありました。

 「2000年に米国に来たら、以前いた会社に企業秘密漏洩の疑いで訴えられた。頭にきたので、日本では原告になって会社を訴えた。00年の終わりごろは日米で裁判を抱えて大変だった。日本の人からは『裁判なんかやったらノーベル賞もらえなくなるからやめなさい』と言われたが、やりたいようにやってきた。それでもこうしてノーベル賞をもらえて非常にうれしい」

 ――今後の予定は。

 「変わりません。いまのLEDは電力を光に変換する効率は50%ぐらいで、残りは熱になってしまう。100%にして電力ロスをなくすことを目指している」

 ――共同受賞者と話はしたか。

 「まだしていない。赤崎先生と天野先生はこの分野を私よりも先に研究されていた。お互い競争相手として切磋琢磨(せっさたくま)してきたので共同受賞できてうれしく思う」

 ――米国籍を取得した理由は。

 「こちらの大学で研究する上では、米国籍がないと軍の予算がもらえないし、軍に関係する研究もできない。それで市民権を取得した」

 ――日本人として受賞したことについてはどう思うか。

 「もちろんうれしい。日本は小さな島国だが、今回3人も受賞したことは、日本人として誇らしく思っている」

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