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米国・欧州株概況

米国株、ダウ76ドル安で反落 原油安、金利低下で心理悪化

2017/1/10 6:30
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【NQNニューヨーク=古江敦子】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前週末比76ドル42セント(0.4%)安の1万9887ドル38セントで終えた。原油先物相場の下落で石油株に売りが膨らみ、指数を押し下げた。米金利低下を受けて金融株が下げ、投資家心理を冷やした面もあった。

 9日は主要な米経済指標など材料に乏しく、積極的に上値を追うムードに乏しかった。欧州の主要な株式相場の下落が米市場に波及した面もあった。

 米指標油種WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近2月物が主要産油国による減産の実行性を巡る不透明感から約4%下げた。エクソンモービルやシェブロンなど石油企業の収益圧迫につながるとして株価が下落。米債券市場では長期金利の指標である10年債利回りが低下(価格は上昇)したため、利ざや改善期待で買われてきた金融株に持ち高調整目的の売りが目立った。

 トランプ次期米政権の経済政策による景気回復見通しを織り込む形で、相場上昇が続いた反動が出た面もあった。投資指標面などから割高感が意識されたほか、「トランプ氏の大統領就任後に、同氏の公約である経済政策がどの程度実行されるか様子見ムードが続いた」(ダウ・ブルのマーク・ペイドー氏)。

 一方、ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は5日続伸。終値は前週末比10.763ポイント(0.2%)高の5531.818と、前週末に続き3日続けて過去最高値を更新した。アップルやフェイスブック、アマゾン・ドット・コムなど時価総額が大きい主力株の一角に買いが続き、同指数を押し上げた。

 業種別S&P500種株価指数(全11業種)は「エネルギー」や「公益事業」、「電気通信サービス」など8業種が下落。「ヘルスケア」や「IT(情報技術)」は上昇した。

 個別銘柄では、証券会社が投資判断を引き下げた日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や、飲料のコカ・コーラが下落。傘下の薬剤給付管理会社(PBN)事業会社が医療機関運営会社を買収すると発表した医療保険のユナイテッドヘルス・グループが小幅に下げた。通信のベライゾン・コミュニケーションズやIBM、スポーツ用品のナイキなども売られた。

 年末商戦の不調を受け利益率が悪化するとの見通しを示したカジュアル衣料・雑貨専門店を展開するアーバン・アウトフィッターズが安い。

 一方、製薬のメルクや化学のデュポンが上昇した。武田薬品工業への身売りを発表した製薬のアリアド・ファーマシューティカルズが急伸。ペット向け医療事業を手掛けるVCAは米菓子大手マース(バージニア州)による買収発表を受け、買収価格にさや寄せする形で上昇した。

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