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春秋

2017/4/18 2:30
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 お子さんに頼まれた恐竜図鑑を探しに、お父さんお母さんが書店へと出かける。恐竜の本など見るのは何十年ぶり、という人なら驚くはずだ。恐竜界はすごいことになっている。たとえば人気者ティラノサウルスの仲間が、羽毛ふさふさの姿で描かれたりしているのだ。

▼すべての恐竜が絶滅したわけではない。一部は鳥へと姿を変え、現在も生きている。定説となったこの話も、恐竜好きの子どもたちにとってはもちろん常識。恐竜イベントの会場で目を丸くするのは付き添いの大人の方だという。裏庭で木の実をついばんでいるのが一番進化した恐竜の姿だと聞けば、無理もないだろうか。

▼中国などで貴重な化石の発見が相次ぎ、恐竜研究はものすごいスピードで進んでいる。日本でも福井県などで肉食恐竜の化石が見つかり、恐竜熱は一段と盛り上がりをみせる。現在進行形の研究成果が子どもたちの心をつかみ、学問や科学の世界へといざなう。この動きを学校での教育や地域振興に使わない手はなかろう。

▼きのうは恐竜の日だった。1923年、米国のチームがゴビ砂漠に向け調査研究の旅に出たことにちなむ。福井県ではこの日にあわせて県立恐竜博物館が無料開放され、家族連れなどでにぎわったという。舌をかんでしまいそうな、大人の知らない恐竜の名前をすらすらと口にする子どもたち。見ているだけで楽しくなる。

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