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宅配危機、近所の助け合いと技術の融合が鍵 (藤元健太郎)

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2017/3/17付
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 昨年末から、インターネット通販の拡大などによる宅配の急激な増加に伴う問題が噴出している。物流量の増加に配達員の確保が追いつかない、人件費の高騰などによるコスト増、遅配の発生……。様々な問題に対して大手のヤマト運輸が値上げやサービス内容の見直しなどを打ち出し、注目された。

駅構内などへの宅配ロッカー整備は宅配危機の1つの解決策にすぎない
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駅構内などへの宅配ロッカー整備は宅配危機の1つの解決策にすぎない

 ひとつの課題として注目されているのは再配達率が2割という効率の悪さだ。試算では7億個もの無駄な荷物を配送しているわけで、これを減らせるだけでも大きなインパクトになる。

 まず進められているのが宅配ロッカー。政府も設置に補助金を出す制度を始めると報道されている。確かにひとつの解決策ではあるが、まだまだ貢献できる方策はたくさんある。

 例えば「スマートロック」というスマートフォン(スマホ)で開閉できる鍵の普及だ。宅配業者との信頼関係が必要だが、配送時だけ有効な鍵を配送員のスマホアプリに送ることで、不在時でもドアを開けて玄関に荷物を置けるようになる。

 荷物の到着もアプリでリアルタイムにわかる。あわせて玄関にカメラを設置することが当たり前になれば、不正の心配も無い。宅配ロッカーを置くスペースの無い家なども鍵を換えるだけでよくなる。

 「ウケトル」という宅配用アプリも登場している。ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便と連携し、アマゾン・ドット・コムや楽天市場、三越伊勢丹などで購入した商品の配送情報がリアルタイムで把握できる。冷凍品などは宅配ロッカーが3温度帯に対応しないと厳しいので、やはり受け取りを確実にしていくことが大事になる。

 「すでにウケトル導入前と後で、再配達が1割減るという効果が出ている。現在ユーザーはまだ10万人だが1000万ユーザーを目指し公益企業になりたい」とウケトル(東京・渋谷)の角井亮一社長は語る。

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