奔流eビジネス

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

中田英寿氏がネット活用指南 世界見据えよ (徳力基彦)

(1/2ページ)
2016/9/30付
共有
保存
印刷
その他

 9月に開催された、日本最大規模の広告業界のイベントである「アドテック東京」。

 今年は、基調講演に登壇した元サッカー選手の中田英寿氏の問題提起が非常に印象に残ったので紹介したい。

中田氏は外国人向けの日本酒アプリなどに携わっている
画像の拡大

中田氏は外国人向けの日本酒アプリなどに携わっている

 中田氏と言えば、現在の日本人選手の海外での活躍の土台を作った日本サッカー界を代表する選手の一人だが、彼が現在力を入れている活動の一つが日本酒の世界展開だ。

 アドテックで中田氏は、日本酒や工芸品などの日本の伝統的な産業は世界的にも質の高いものが多いのに、インターネットの活用が遅れていることが多いと指摘。昔ながらの伝統産業にネットが入ることに大きな可能性がある、という問題提起がされていた。

 例えば中田氏が力を入れている活動の一つが、「Sakenomy(サケノミー)」という日本酒好きのためのアプリ。

 海外で日本食ブームが広がっている関係で、日本酒に興味を持つ人も増えているが、海外の日本通にとって最大の課題は日本語のラベルが読めないこと。そこでサケノミーではアプリで日本酒のラベルを撮影すると、英語で表示される機能を実装。日本語が分からない人でも日本酒を楽しめる環境作りを模索している。

 さらに、ワインに比べると低価格が当然の日本酒のブランド化を進めるために、2013年には高木酒造と日本酒「N」を海外向けに販売。その値段は超高級ワインなみだったというから、日本酒業界からすると明らかに常識破りの手法だろう。

 中田氏の姿勢で特に興味深かったのは「サッカー選手時代と今とで自分の中では違いがない。自分が面白いと感じることに全力を注いでいるだけ」と淡々と語っていた点だ。サッカーでも世界一を目指していたように、当然日本酒でも世界一を目指している。

 シンプルに世界で勝つことを考えているかいないか。中田氏の発言を聞いていて、実は日本企業に欠けているのはその一点なのでは、と感じた。

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 次へ
共有
保存
印刷
その他

電子版トップテクノロジートップ

【PR】

奔流eビジネス 一覧

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

ネット通販の宅配逼迫 「送料無料」の功罪
(村山らむね)

 宅配業界が逼迫している。翌日配送をうたう大手で注文しても、翌日に届かず、翌々日になることも多くなってきている。確実に歪みが生じ始めている。一番利益を享受しているのは我々消費者であり、かつ、この宅配と…続き (4/23)

ORSOのドローンはリモコンにスマホをつけ、アプリで操縦方法を楽しみながら学ぶことも可能

商機はこれから ドローン飛び交う時代の新サービス
(藤元健太郎)

 災害調査やビジネスの空撮などで小型無人機(ドローン)の商用利用が本格化している。今後はビジネス利用にとどまらないだろう。未来のコンセプトかと思われた米アマゾン・ドット・コムのドローン配送に関し、昨年…続き (4/16)

検索もSNSから デジタルネイティブの利用法
(徳力基彦)

 インターネットが普及して20年たつと、若い頃からネットがあるのが当然という世代が増えてくる。特に1990年代以降生まれは、ミレニアル世代やデジタルネイティブと呼ばれることも多い。そんなデジタルネイテ…続き (4/9)

新着記事一覧

最近の記事

【PR】

日経産業新聞 ピックアップ2017年4月24日付

2017年4月24日付

・キヤノンMJ、監視カメラで営業支援 小売店向け、売り場作り提案
・NEC、顔認証で中小開拓 販売支援100人配置
・リコー、温暖化ガス排出を50年までに「ゼロ」に 長期目標策定
・日立建機、鉱山機械の部品販売に遠隔監視データ活用
・日通、「ハラル物流」強化 福岡で認証取得、東西に拠点…続き

日経産業新聞 購読のお申し込み
日経産業新聞 mobile

[PR]

関連媒体サイト