首都圏の「朝活」、企業・大学で加速

2014/4/13付
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 一日の計は朝にあり――。仕事や学習の能率が上がる早朝の時間帯を活用する「朝活」が、首都圏で加速している。ビジネスマンの自己啓発や企業の朝型勤務シフト導入に加え、「朝からキャンパスに来てもらおう」と格安で学生に朝食を提供する大学も登場。こうした流れに対応して一部の鉄道会社が早朝時間帯のダイヤを拡充するといった動きも出ている。

朝早くから学生が集まる聖学院大学の学生食堂(写真上、埼玉県上尾市)と、10日早朝に東京・新宿で開かれたイベント「モーニングピッチ」

 10日の午前8時半。聖学院大学(埼玉県上尾市)の学生食堂では20人近くが朝食をとっていた。「100円」と書かれた食券を買い、オムレツや焼き魚、カレーなどのメニューから一つ選ぶ。

 「朝は苦手だが、100円で食べられる思うと早めに来られる」。4月に開始し、学生から好評だ。この日は9時半までに50食が完売した。

毎回80人超参加

 同大の担当者は、「大学に入ると生活リズムが崩れがち。朝食サービスで規則正しくなってくれれば」と期待を込める。朝食を通じて勤勉な生活態度を身に付けてもらえば、学業や就活にもプラスになりそうだ。大学側の費用負担が生じるため、25日までの期間限定。学生からは「いつもやってほしい」との声も出る。

 同じ10日の早朝、東京・新宿のオフィスビルで開かれていたのはベンチャー企業と大手企業を結びつけるイベント「モーニングピッチ」。トーマツベンチャーサポートと野村証券の主催で、今回は動画に関連するIT(情報技術)ベンチャーの社長が大手企業の担当者を前にプレゼンテーションした。

 昨年から50回超開催され、毎回80~100人が参加する盛況ぶりという。「早朝からわざわざやってくるやる気のある人に参加してもらえる」(担当者)。

朝7時から診療

 こうした需要に対応しようと東京急行電鉄は3月のダイヤ改正で、東横線の午前6時台に東京メトロ副都心線に直通運転する列車を増やしたほか目黒線では朝のラッシュ時間帯前の上下線を延べ8本増やした。小田急電鉄も3月のダイヤ改正で多摩線内で早朝に急行を1本増発した。

 「朝活」にはこんな例も。おおたかの森耳鼻科モーニングクリニック(千葉県流山市)では、午前7時から診療する「朝活」診療を実施。平均して30~40人程度が朝に診療を受けに訪れている。「通勤や通学前に利用する人が多い」(荒木進院長)という。

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