長期分散投資、リバランスのすすめ

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2011/2/23付
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 内外の株式や債券など、複数の資産を組み合わせて長期間投資をする「長期分散投資」は、リスクを抑えながら堅実に資産運用する代表的な投資手法だ。ただ、長期とはいっても、資金を投じたまま放っておくのではリスク軽減の効果が薄くなるので、定期的なメンテナンスが必要だ。それが「リバランス(資産配分の再調整)」。最近はリバランスに便利なインターネット上のサービスも増えているので、上手に活用しよう。

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 複数の資産を組み合わせる分散投資では、時間の経過とともに相場が変動し、ある資産が値上がりする一方、別の資産が値下がりするなどして、当初の資産配分からずれが生じる。増えた資産がそのまま上昇を続ければよいが、相場は上下に変動するのが常。大きく値上がりしたものほど、下落幅も大きくなりがちだ。リバランスしないで放置すると、値上がりした資産のリスクを当初の想定以上に抱えてしまうことになるが、リバランスをすることによって崩れた資産配分を元の比率に戻せば、リスクを想定の範囲内に抑えることができる。

自分のルールを

 グラフAは2003年1月に内外の株と債券に25%ずつ投資をした人が、「全くリバランスをしない場合」と「1年ごとにリバランスをした場合」とで、運用成績(パフォーマンス)にどのような変化があったかを示したものだ。各資産がおおむね上昇を続けていた07年夏頃まではリバランスしない方が好成績だったが、08年9月のリーマン・ショック後の落ち込みはリバランスした場合よりも大きく、10年12月末時点でのトータルリターンはリバランスした場合よりも10ポイント近く劣る。

 投資の基本は「安く買って高く売る」だが、売買のタイミングを的確にとらえるのは難しい。「値上がりしているときには『もっと上がるのではないか』と思い、逆に値下がりしているときには『下がり続ける』と思いがちで、売り買いの時期を逃してしまう」(投資助言会社イボットソン・アソシエイツ・ジャパンの小松原宰明さん)からだ。

 リバランスは値上がりした資産を売り、値下がりしたり、相対的に安くなったりした資産を買うので、自動的に「安く買って高く売る」を実践できることになる。

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