「はやぶさ」帰還 世界初、小惑星往復
日本の技術 結晶、故障克服7年かけ

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2010/6/14 2:09
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はやぶさが地球に向けてカプセルを放出するときの想像図(池下章裕さん・宇宙機構提供)
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はやぶさが地球に向けてカプセルを放出するときの想像図(池下章裕さん・宇宙機構提供)

 小惑星探査機「はやぶさ」が約60億キロメートル、7年間に及ぶ宇宙の旅を終えて日本時間の13日午後11時過ぎに地球に帰還した。本体から切り離されたカプセルからの電波を受信、上空から目視でも着地を確認した。はやぶさは地球から約3億キロメートル離れた小惑星「イトカワ」に着陸、その際に舞い上がった砂ぼこりなどがカプセルに入っていると期待されている。月以外の天体に着陸した探査機が地球に戻るのは、世界初の快挙になる。

 はやぶさは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機。13日午後8時ごろに本体から耐熱加工されたカプセルを分離。本体は大気圏突入時に燃え尽き、カプセルはパラシュートを開いてオーストラリア南部ウーメラ地区の砂漠に着地した。

大気圏に突入した小惑星探査機「はやぶさ」の光跡(13日午後11時22分ごろ、豪州南部ウーメラ付近)=共同
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大気圏に突入した小惑星探査機「はやぶさ」の光跡(13日午後11時22分ごろ、豪州南部ウーメラ付近)=共同

 はやぶさの総飛行距離は約60億キロメートル。地球が太陽の周りを約6周する距離に相当する。帰還成功は日本が得意とするコスト管理、省エネ技術などの結晶といえる。相次ぐ故障で飛行が危ぶまれる場面が何度もあったが、予定よりも約3年遅れて地球に無事戻った。

 宇宙開発の本家である米国にも一歩先んじ、世界の宇宙開発にも大きな影響を与えるとみられる。

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